KPIという言葉、皆様ご存じでしょうか?
聞いたことはあるけど必要なの?そう思っている方、ぜひご一読下さい!
経営者の視点からも従業員にとっても、KPIはとても有益な指標です。
「Key Performance Indicator」の略で、重要業績評価指標のことを意味します。
重要業績評価指標と言われても、難しくてピンとこないかもしれません。
様々な業種がありますので、ここでは一例をあげてみます。
小売店や飲食業の場合
・客単価
・新規客数
・会員客数
・セット率
・リピート率
・回転率
・商品単価
・予約数 など
営業や管理部門の場合
・新規開拓数
・成約数
・問い合わせ数
・アポ件数
・コストダウン率
・見積提案数
・ページビュー数 など
上記は一例ですが、少しご理解頂けたでしょうか?
KPIとは、目標を達成するため、よりわかりやすく細分化した「業績を評価するための指標」となります。
店長さんは、どのようにこの売上目標を達成すればよいでしょうか。
人通りの多い店舗の場合では、
・回転率
・商品単価
・新規客数
地域密着型の店舗の場合には、
・リピーター率
・セット購入率
・客単価
などに重点を置いて考察することで、売上目標に近づくための具体的な目標設定がしやすくなります。
週単位で考察することで、どの部分を伸ばせれば売上に直結するかということが視覚化できるので、より効率的に、モチベーションを上げて取り組むことができるようになります。
モチベーションアップという点においては、KPIを活用することで、より従業員目線で目標を数値化することもできます。
そのおすすめ商品の購入数を従業員ごとに打ち出し、週間で表彰する。
そういった取り組みも、従業員の成功体験につながり、モチベーションアップをしながら売上目標を達成していくことができます。
例ばかり挙げましたが、KPIがどのようなものかご理解いただけたでしょうか?
ここで一つ別のお話をします。
最初の例であげた、社長が放った「今月の売上目標は300万!」という言葉がありますが、
こちらをKGIと言います。
いきなり2個目の横文字ですか?となりそうですが…、
KPIとともによく聞かれる用語ですので、ご説明しておきます。
「Key Goal Indicator」の略で、重要目標達成指標の意味です。
経営者が打ち出す、ゴールとしての目標設定です。
このKGIを達成するために、どのような点に重点を置いて取り組めばよりゴールに近づくことができるかを、KPIの設定によって具体的に進めることができます。
では実際に、KPIを設定してみて下さい!
ここで大切なことは、KPIを3つまでにすることです。
KGI達成のために、たくさんの要素を組み込みたくなる気持ちはわかりますが、目標達成のためには、盛り込む要素を簡素化することも重要です。
①KPIは3つまで
②数値化できるもの
顧客満足度であれば「お客さんが笑顔で帰った」ではなく、「リピート率」や「クレーム数」などで数値化し測ることができます。
③達成できるもの
極端に現状と離れた数値を目標にすることは、小さなモチベーションアップにつながらないので、可能な範囲から少しずつ達成していくことが重要です。
④KGIとの整合性が取れている
KPIに設定した数値を上げても、KGIの達成につながらないのでは意味がありません。
あくまでも最終目標であるKGIを達成するための指標ですので、ここの整合性が取れていることが大切です。
⑤期限を設定する
期限は週間や月間で決めて、そこまでにどのような戦略を持って臨むか。
期限があることで従業員のモチベーションを維持した取り組みが期待できます。
これらの要素がKPIの設定には不可欠なんですよ。
いかがでしたでしょうか?
どのような業種でも、数値化できる目標が少なからずあると思います。
目に見える成果はモチベーションアップにつながりますし、自分の強みや弱点の把握にもなります。
KPIを活用することで、従業員の成長と企業の成長どちらにもつながることを期待します!
経営者の方がまずはKGIを設定する、ということで、設定の際には会計入力により作成する試算表や損益推移表などを活用することをお勧めします。
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