みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
企業経営が厳しい状況に置かれている今だからこそ、できることはしてみませんか?
まずは、今会社に必要なお金を把握することから今後のお金の流れを考えて頂きたいと思い、過去にお話しした資金繰り表について実際どのように作成するのかご説明します!!
簡単に説明すると、一定期間における現金の収入や支出を表にしたものです。
この現金収支を把握することで資金不足や黒字倒産を防ぐことができます。
まずは、毎月支払っている現金、入ってくる現金、通帳の入出金を見てみましょう。
難しく考えずに、何にいくらお金を使っているかを把握することが重要です。
簡単な資金繰り表として、左記の表を作成してみました。
①現金売上
②売掛金回収
③現金仕入
④買掛金支払
⑤人件費
⑥家賃
⑦その他の経費等(光熱費・通信費・保険・税金など)
⑧借入金返済
上記のような内容を把握していれば、簡単に資金繰り表を作ることができますよ。
具体的に、一つ一つ表に当てはめていけば、一目瞭然です。
どれにも当てはまらない変動的な支払は、変動項目として色分けするなどしておくと、今後毎月の表を見比べたときに次の月の支払の参考値にすることができます。
その中でほぼ金額の変動のないものや、次月の支払だとすでに支払額がわかっているものもあると思うので、請求書のWeb明細などで金額を調べて記入していけば、来月の支払がだんだんと埋まってきます。
現金で支払っている領収書などの経費は、予め使う分だけ口座から引き出したり、先月分を計算し表に加えることで経費の出金として把握します。
上記の表では、支払の日ごとに色分けして把握できるようになっています。
何日にいくら必要か、それまでにいくら通帳の残高があったらよいかを、あわせて知ることができるのでおすすめです。
以前のコラムでもお伝えしましたが、会社の売上の入金や仕入れなどの支払には、売掛金や買掛金など、計上と実際に支払う時期がズレるものがあります。
売上がたくさん上がっても、実は今月の支払がとても多かった、ということになれば手元にお金のない状態になりかねません。
現在のような状況下においては特に、会社に今いくらお金が実際にあるかがとても重要なことになってきます。
お給料が支払えなくなったり、仕入れのお金が支払えないとなると、従業員さんの生活や会社の信用にかかわります。
そうならないためにも、早めに会社の状態を把握することで、融資を受けるなどの判断をし、今後の資金繰りに生かすことができますよ。
上記の表は1ヶ月のものですが、これをどんどん右に増やしていくことで、毎月の収支を比べたり、予定の資金繰り表を作成することもできます。
固定費はほぼ変動がないので、そのまま概算で作成し、売り上げ目標やその他の支出も年単位で予定を立てることで、より一層会社の資金繰りが先を見据えたものになっていきます。
これも以前にお話ししましたが、役員報酬の金額を年単位で変更したり、役員賞与の届け出を事前にすることもできます。
早めに資金状況を把握しておくことで、今後の経営にプラスになることはたくさんありますので、ぜひこの機会に現状把握を始めてみませんか?
今回は簡単に始められる方法をお伝えしましたが、本格的に知りたい、自分では難しそう、時間がない、という方はぜひ 大阪 経理・記帳代行PRO にご相談下さい。
では資金繰り表の作成も行っております!
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