専門家更新コラム
- 2019.07.29
- 資金繰り表の重要性についてのお話です
会社のお金、今どのくらいあるかご存知ですか??
いきなりですが、皆様すぐに答えられたでしょうか?
会社の利益については興味があっても、実際にいくらお金があるか把握していない方もいらっしゃるのでは…ということで、
今回は会社の財政状況について把握するための便利なツール、資金繰り表についてお話ししてみたいと思います!
会社のお金を把握するためには、
・今月いくらお金が入ったか?
・今月いくらお金が出たか?
これらの動きを把握することが必要です。
例えば、前月の繰り越し現金が100万円の会社が、
売上 300万円 - 仕入150万円 - 経費 70万円 = 利益 80万円
となれば、大喜びしたいところですが、実際に会社のお金は増えたでしょうか?
売上が全て現金回収なら問題ありませんが、クレジットカードや、
売掛金の回収が翌月末だったりと、
実際今月入ってくるお金はほとんどないかもしれません。
それに対して、仕入は現金払いがほとんどだった場合、
前月の繰り越し現金100万円 + 現金売上 50万円 - 現金仕入 100万円 - 現金経費 70万円 = 現金 ー20万円!!
え!マイナスしてる! という結果になります。
がんばって売上を上げたとしても、従業員さんのお給料が払えなかったり仕入の支払いができなかったりすれば、企業の信頼はガタ落ちですよね。
もし事前に資金状況を把握していれば、その前に借入をしたり、支払いを遅くしたりする手立てができたかもしれません。
このような事態を予測するために、入金、出金の時期を把握し、将来の財政状況を予測するものが、資金繰り表です。
資金繰り表の重要性がお分かり頂けたでしょうか?
基本的には個人のお小遣い帳と同じで、皆様も若い頃に一度や二度は、「月末のお給料日までまだ一週間ピンチ‼︎」みたいな経験があるのではないでしょうか?
しかし企業がそのような状況になれば、黒字倒産にもなりかねません。
資金繰り表を活用して、安心できる経営状況を作ることも重要です。
実際どうやって資金繰り表を作成するかについては、もう少し長いお話になりますので、また機会があればアップしたいと思います!
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作成はアウトソーシングし、ぜひ現場に生かす方法を考える時間を持って頂きたいです!
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この記事を監修した専門家
濱崎税理士事務所/経理サポート株式会社
代表税理士/代表取締役
濱崎 幸将
保有資格税理士(登録番号126403)
専門分野税務・会計コンサルティング、経理業務の改善
経歴税理士事務所で6年の勤務経験を経て、資格取得後、30歳で税理士事務所を開業。