毎日ジメジメとむし暑い日々が続きますね。
そんな梅雨の季節について考えがちな今日この頃ですが、私たち経理担当は梅雨のことばかり考えている場合ではありません。
そうです!給与計算の時に必要な、住民税額の切り替えの時期でもありますよね・・・
毎月の重要ミッションである給与計算!
6月は多くの企業が住民税額切替の時期にあたると思います。
該当する従業員数や市町村数によって大変さに差はあるものの、普段より慎重に計算を実施する必要があり神経を使いますよね。
毎年5月~6月の間に、各市町村から「給与所得等に係る特別徴収税額決定(変更)通知書」が送られてきます。
そこに各従業員の所得に応じた住民税額が記載されているのですが、各市町村単位で管理する必要があり、該当の市町村数が多いほど管理が大変になります。
さらに、同封されている「特別徴収税額の決定通知書」を各従業員に配布する必要があります。
加えて、同年1月1日以降に従業員の退職があった場合は「特別徴収に係る給与所得者異動届出書」の提出など、ミッションが山積みです。
今回は、そんな経理担当者の負担を少しでも軽減するために、『住民税額一覧表』の作成についてお話し致します。
その前に、皆様の会社では住民税をどのようにお支払いされていますか?
最近はネットバンキングを通してお支払いをされている会社様も多いのではないでしょうか。
今回お話しする『住民税一覧表』は、そんなネットバンキングにも対応するものでご準備してみました。
かつ、今後発生する可能性のある「特別徴収に係る給与所得者異動届出書」の作成にも対応できるようにしております。
皆様の会社のスタイルに合わせて便利に活用いただければと思います。
完成した全体イメージです。
※6月分と7月分以降で納付額に変更があるので注意です!
※社員番号で管理されている会社様は載せておいた方が便利だと思います
合計額はSUM、人数はCOUNTで関数を組んでおくと、人数に変動があったときに対応しやすいですよ
合計額は『「6月分」+「7月分~」×11ヶ月』⇒『=h5+I5*11』で計算することができます
人数は③と同じくCOUNTでOK!
これで基本データの作成はできました。
次に、インターネットバンキングから支払をする際の早見表を作成します。
インターネットバンキングから支払をする場合は、各市町村ごとに何名分で合計いくら支払うか、という支払予約をします。
なので市町村ごとの合計金額と合計人数がわかっていると便利です。
こちらも関数を組んでおくことで、増減に対応できるものにしました。
※市町村単位での集計なので、人数分の入力は必要ありません
合計金額は『基本データの市町村欄の中から≪○○市≫に≪6月分≫として支払う金額をピックアップする』⇒『=SUMIF($A$5:$A$18,L5,$h$5:$h$18)』で計算することができます
合計人数は『支払早見表の市町村欄の市町村と同一市町村が、基本データの市町村欄に何人いるか』⇒『=COUNTIF($A$5:$A$17,L5)』で計算できます
これで支払早見表の作成もできました。
あとは、それぞれの市町村から送られてきた「給与所得等に係る特別徴収税額決定(変更)通知書」の支払額を「6月分」「7月分~」「年間額」それぞれを電卓でたたいてみる。
これら全てがエクセルと一致すれば、もう完璧です!
今回ご案内している計算式はあくまでも、画像のものを作成した場合なので、参照するデータに合わせて作成いただければと思います。
今後は人員の増減があった都度シートを増やし、今月からはこちらの計算シートをもとに給与計算と支払をする!という風に活用いただければと思います。
翌年以降は、市町村の増減に注意をしながら入力をするのみです!
一度作成してしまえばあとは従業員の増減があれば更新するのみなので、この機会に一度作成されてみてはいかがでしょうか。
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住民税管理が楽になるのも嬉しいけど、梅雨が終わったあとのあつーい夏が待ち遠しいサポ子でした^^
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